補足説明

古典的な「国家有機体説」や「社会契約論」とは別に、「科学的社会主義」に基づく「国家論」的思想がある。

私は、最新の生物学・生命科学・量子力学・社会情報学・政治学など最新の知見に基づく、「新しい国家論」が打ち立てられなければならない、と考えている。


2016年6月27日月曜日

科学的社会主義「現象する世界の捉え方」


 私は「新しい国家」を考えるため、日本共産党が2004117日の第23回党大会で改定した党の綱領の理論的基礎としている「科学的社会主義」について、インターネットで資料を収集した。

 先ず「現象している世界をどのように捉えるか」ということについて、日本共産党川崎重工委員会による解説では、次のとおりとしている。


弁証法的な見方
形而上的な見方
第一
ものごとを世界の全般的な連関のなかでとらえる。
ものごとを、個々ばらばらにとらえる。
第二
すべてを生成と消滅、運動と変化のなかでとらえる。
固定した、いちど与えられたらそれきり変わらないものとしてとらえる。
第三
固定的な境界線や「不動の対立」にとらわれない。
反対物への転化も視野にいれる。
ものごとを、白は白、黒は黒という絶対的な対立のなかでとらえる。